読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

カロリーヌの公現祭「王様のケーキ」

1月6日カトリックの祝日です。

公現祭エピファニー)といいまして、ガレット・デ・ロワという「王様のケーキ」(パイのほうが近いかな)を食べます。

切り分けられたケーキの中にそら豆(*フェーヴともいう。過去記事参照)が入っていたら、その日はいちにち王様になれます。紙でできた金色の王冠をかぶってね。

 

今日は1月30日で、1月も終わっちゃいます。

その前に急いでこの愛らしいお話を書いておきます。

f:id:cenecio:20170126131119p:plain

Caroline fête les rois  – 発行年:1993
著者: Pierre Probst 

出版社:HACHETTE

 

カロリーヌの絵本シリーズについては以前、簡単に紹介しました。

cenecio.hateblo.jp

ではだいたいの話を。絵も全部ではありません。念のため。

 

 カロリーヌは大忙し。 

バターに卵、小麦粉・・・えいやっと!

右にいるのはキッド(ライオンの子)で、

左のボビ(犬)がそら豆を手渡します。

中に入れなくちゃ。

f:id:cenecio:20170126173712p:plain

できあがったら、みんなでいただきます。

切り分けると早速、縮れ毛の子犬のユピーが

パクッとひとかじりしました。

「ぼく、そら豆をのみ込んじゃった!」

f:id:cenecio:20170126173809p:plain

まあ大変。

飲み込んでしまったらお話になりませんね。

ぶち壊しです。

困ったな、もう小麦粉がないし。

 

そこでケーキ屋さんで買ってくることにしました。

それにはお金がいりますね。

みんな自分の貯金箱からお金を出し合いました。

白猫のプフとユピーは、大きなケーキを買ってきました。

f:id:cenecio:20170126173850p:plain

そら豆が当たったのは誰でしょうか。

ぼくだよ、とキッドが得意げに言います。ほら、見て!

ところがプフも同時に言うのです。

ぼくも。ほら・・・歯のあいだにはさまってるんだ。

そんなことってあるでしょうか。ケーキに二つのそら豆なんて?

f:id:cenecio:20170126173959p:plain

カロリーヌは歯医者に電話をかけます。

先生、緊急なんです。そら豆が歯に挟まっているんです。

 

歯医者さんがプフの口の中から取り出したもの

それはなんと ルビーでした。

ケーキ屋さんへレッツゴー、です。

 

f:id:cenecio:20170126174110p:plain

ケーキ屋さんの喜びようといったら!

指輪のルビーがはずれて、ケーキの生地に入ったのですね。

どこでなくしたんだろうと思っていたんだよ。

 

ケーキ万歳 王様万歳!

そうだ、お礼に大きなケーキを作ってあげよう。

 

f:id:cenecio:20170126174314j:plain

 今度は八匹がそれぞれ王冠をかぶり、みんなが王様です。

なんてすばらしい日でしょうか。

このルビーの話は長く語り継がれそうですね。

 おしまい。

 

 

*我が家のフェーヴのコレクションを紹介しています。

興味のあるかたはどうぞ。

cenecio.hatenadiary.com

 

 

*2012年に「カロリーヌの展覧会」があったようで、そのポスターと、訪問したことををブログに書いているフランス人のサイトです。

私の忘備録として貼り付けています。

f:id:cenecio:20170126132337p:plainポスター

parfumeuse.canalblog.com

 

追記:ドイツ メルケル首相と王冠をかぶった子どもたち

f:id:cenecio:20170319115211p:plain