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フランダースの犬 -3- & イギリスの猫

日本 ベルギー

いよいよ終わりです(笑)

まだ書くことがあるのかと…(思っていらっしゃるでしょう)。

cenecio.hatenablog.com

メインブログを含めるとこれで4記事め。

でも私にとって初めて、ひとつのストーリーとその受容のありかたを掘り下げてみる機会だったわけで、この日々で得たことは大きいです。

すなわち、日本ではこの清らかな悲劇が高く評価され、アニメの成功とも相まって、おそらく今後も愛されていくでしょう。アメリカでは悲劇的な結末では「負け犬」の話になってしまうので、ハッピーエンドに作り替え、ネロはアメリカンドリームを体現していく少年です。

フランダースではこの話は受け入れがたい。著者ウィーダははっきり否定的にフランダースを描いています。

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フランダースで完訳が出たのは1984年のこと。

当時から、そして今現在でも人気漫画家である、ウィリー・ヴァンデルステーンという人が挿絵を手がけました。

 

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どう思いますか?

日本のアニメで育った人には絵がちょっと受け入れがたいかな。

 

またこの漫画家は漫画版も出しました。

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『ホーボーケン、ススケとウィスケ』

ホーボーケンは「フランダースの犬」の舞台(と言われている)村の名前、

ススケとウィスケは漫画家がシリーズでお話を書いている主人公の二人です。

両作品ともフランダースでは評価されなかったし、日本人にとっても心に触れるものではありませんでした。

 

最後に、音楽がおもしろかったです。

ネロとパトラッシュが天にめされていくときの曲が、賛美歌『主よ御許(みもと)に近づかん』


「賛美歌320番」主よみもとに近づかん

美しい曲で、歌手がいいですね。

1997年の映画『タイタニック』が沈みゆくときの曲なんですってね。そのことも知りませんでした。


Titanic - Nearer My God To Thee (Full Version)

 

ここで「フランダースの犬 -3-」は終わりです。

 

おまけ

無理にくっつけてしまいますが、うちにも猫がいるのでラリー(Larry)君の動向が気になっていました。ラリーは2011年からイギリス官邸でネズミ捕り任務に従事している猫です。

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デービッド・キャメロン(David Cameron)首相が辞職しても、ラリーは官邸に残ることになりました。

内閣報道官は「ラリーは役人であり、キャメロン家の一員ではない」とし、「彼はとどまることになるだろう」と語った。(c)AFP

www.theguardian.com

めでたし、めでたし。

 

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Alice