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りんごのき O jabloňce (Petiška)

ふたたびチェコに

昔はチェコスロバキアでした。長く連れ添いましたが、1993年に別れたんですね。

言葉はチェコ語、スロバキア語ですが、大変近く、互いに意思疎通は問題なくできます。スロバキア(地方)にはまだ行ったことがありません。

f:id:cenecio:20160628141633p:plain りんごのき

作: エドアルド・ペチシカ
絵: ヘレナ・ズマトリーコバー
訳: 内田 莉莎子
出版社: 福音館書店 

発行日: 1972年3月10日

 

クレヨンで子供に汚されていますが、原書です。

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O jabloňce - Petiška, Eduard(著); Zmatlíková, Helena(絵);ALBATROS(出版)

チェコでは1954年発行ですが、うちにあるこの本は1979年のものです。

 

2016年のいま読んでも楽しいし、話の作りもよく、Zmatlíková(ズマトリーコバー)の絵が温かくていい。改めてよくできた絵本だと思いました。

(私はズマトリーコバーが大好き。チェコ語ですが他の本も何冊か持っています)

 

お話も左のページにたっぷりあります。絵は飛ばし飛ばしでいきましょう。

(だいたい全部コピーしてはいけないと思うので。これでも多すぎるんじゃ、とちょっとビクビクしちゃう)

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あれはリンゴの木だけど、葉っぱがついてないから棒みたいねとお母さんがマルチン君に言います。

外に出て木を見ると傷だらけ。ウサギが齧ったようなので、お父さんが網を巻き付けて、気の表面を保護してやります。

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春が来て犬が駆け回ります。

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花がいっぱい咲きました。みつばちはおいしいりんごがなるようにお手伝いしているの、とお母さん。

お父さんが薬を噴射して、虫からも守ります。

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りんごの実がふたつ。「あかくなったらたべようっと」はりねずみが嬉しそうに言いました。

マルチンは木に水やりをします。

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強い風が吹いて、いなびかりが光って、雷がなります。

マルチンは気が気ではありません。

風はりんごをひとつもぎとって、地面に投げつけました。マルチンは怒ります。

 

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ある日、木の葉がたんぽぽのように黄色くなっていました。

お母さんがりんごを取ってもいいと言ってくれました。

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ら、ら、ら、ら!と歌いながらりんごを手にうちにはいります。

きっと おやつに たべるんでしょうね!

(終わり)

 

 

エドアルド・ペチシカの以下の作品も世界中で愛されています。

とくに「ずぼん」が有名で人気ですよね。絵の担当は、ズデネック・ミレル(Zdeněk Miler1921 –  2011) 。アニメにもなり、新しい世代のファンを多く獲得しました。

アニメ作品は数えきれないほどあります。キャラクターグッズもまた大変な数。誰でも一度は目にするのではないかしら。

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こちらがミレルさん。すてきですね。

 

そしてエドアルド・ペチシカ(1924-1987)

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子供の本を書いただけでなく、詩人、文筆家、翻訳家としても活躍しました。

 

(終わり)

 

 

f:id:cenecio:20160628175407j:plain(Praha 1978)

 私の知っているプラハは1970年代の、沈鬱で影の多い町。

 

個人メモ 

チェコ絵本の通販サイト

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