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葉っぱのきもち Alle meine Blätter

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葉っぱのきもち  – 1989/12
ヨゼフ ・グッゲンモース  Josef Guggenmos (著),

イルムガルト・ ルフト Irmgard Lucht (イラスト)

ひらのきょうこ(訳)

1971年ボローニャ国際児童図書展エルバ賞を受賞。

 

扉にこう書いてあります。

さかなになるような葉をあつめてくれた

わたしの子どもたち、ファンとアンネに

    - イルムガルト ・ルフト

 

葉っぱのコラージュが見事な美しい絵本です。

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葉っぱは鳥たちを羨ましがります。

どこにでも飛んで行けて、たくさんのものを見られて、そして自分が見てきたことを仲間内でピイチクにぎやかにおしゃべり。

シシリア、地中海、ナイル川、アビシニア、コンゴ、スーダン、ぞう、かもしか、きりん、といろいろな言葉が飛び出します。

 

でも鳥にも知らない世界がある。それは海の中。

ある日のこと、風が木から木へ、茂みから茂みへ、秘密のもうしあわせを伝えました。

すると葉っぱは海の水の中へ落ちていきます。

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そうして魚になり、卵を産み、・・・ところが一人の漁師に見つけられてしまいます。

さあ、どうなる?

筋は最後まで言いません。

 

こちらがイラストを担当したイルムガルト・ ルフトさん。

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http://www.ecoledesloisirs.fr/auteur/irmgard-lucht

フランスの出版社サイトから借りてきました。

1937年ボンに生まれ、フランクフルトで幼稚園の先生をしていたことも。その後、フランクフルトの劇場でコスチュームや小道具などを担当した。ケルンの美術学校に学び、ポートレートを製作。母親になってから、絵本とイラストの世界で活躍している。

 

コラージュ

誰しもこどものころ、一度はやったことがありますね。雑誌からきれいな写真を切り抜いたり、それらを組み合わせて貼り付けたりして遊びました。

葉っぱだって誰でも一度は夢中になったでしょう。本にはさんでそのうち忘れられてしまった、そんな葉っぱのことを思い出しました。

この本の葉っぱたちの、なんとまあ個性的で表情豊かなこと。

なかなか出会えないタイプの絵本の一つです。

                  ー終わり

 

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写真:六本木ミッドタウン、平日の昼下がり。子連れが多く、この地域の平均年齢はここ10年でグッと下がりました。それがミッドタウン計画のねらいでもありました。