読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

出久根育「あめふらし」Das Meerhäschen-下-  

前回のグリム童話 Das Meerhäschen-上-の続きです。 魚の腹の中に隠れたつもりの若者ですが、王女は12番目の窓からのぞき、とうとう見つけ出してしまいました。 テキストを読めますね。 王女の頭、髪型というべきか、いつもシュールです。王女はこの国で絶…

出久根育の「あめふらし」 Das Meerhäschen-上-

一度見たら絶対に忘れられない絵。 ことばにならない強烈な印象を残します。しかもグリム童話? えっ、あめふらし? 絵を描いているのは 出久根育(でくね いく)さんという、プラハ在住の女性のかた。(詳しい紹介はあとのほうで) この本がパロル舎から出…

ハンス・フィッシャーのメルヘンビルダー 

メルヘンビルダーってなに? 今日はこの辺をちょこっとお話したい。というのもこんな本 『フィッシャーが描いたグリムの昔話 メルヘンビルダー』を出せる日本ってすごいな、と素直に感心してしまうのです。(うちの本ではなく、夏休みの図書館で見つけた印象…

おおかみと七ひきのこやぎ (グリム童話)

DER WOLF UND SIEBEN GEISSLEIN(Felix Hoffmann) おおかみと七ひきのこやぎ 作: グリム童話絵: フェリクス・ホフマン訳: 瀬田 貞二出版社: 福音館書店 発行日: 1967年4月1日 みんな知っているお話しですが、どの挿絵画家のバージョンで読むかによって…

熊とにんげん Der bär und die leute (Reiner Zimnik)

チムニクの老成ぶり、恐るべし、の巻です。 熊とにんげん (新しい翻訳童話) – 1982年ライナー=チムニク (著, イラスト), 上田 真而子 (翻訳) 偕成社 熊を連れた熊おじさんとメドウィーチという名前の熊(ロシア語で「熊」の意味)が主人公。 熊おじさんには…

クレーン男 Der kran (Reiner zimnik)

わたしはクレーンが大好き。 ブリュッセルに住んでいたころ、窓からクレーンたちを眺めて暮らし、それはごく普通の日常風景だったのである。 毎朝、クレーンを操縦する人がやってきて、のぼっていく。昼にランチでいったん下に降りるが、そのあと日が暮れる…

もじゃもじゃペーター Der Struwwelpeter

世界でもっとも成功した絵本 もじゃもじゃペーター (ほるぷクラシック絵本) – 1985年 ハインリッヒ・ホフマン (著), ささき たづこ (翻訳) Der Struwwelpeter (Version 1858) わあ、なにこれ?きったな~い子!と誰しも思うでしょ。 爪は伸び放題、髪の毛も…

大好き! ヒゲ父さん Vater und Sohn

大好き!ヒゲ父さん―いたずらっ子に乾杯! Vater und Sohn Erich Ohser alias e.o.plauen (1903–1944). 著者はプラウエン。本名はErich Ohserという。 主人公はこの二人、お父さんと子供。 笑ったりしんみりしたり、今読んでも古びていないので驚いてしまう。 …

わにくん Krokodil, Krokodil

恐ろしく美しい本。 ビネッテ・シュレーダー 、恐るべし! 作: ペーター・ニクル Peter Nickl絵: ビネッテ・シュレーダー Binette Schroeder訳: 矢川 澄子出版社: 偕成社 おしゃれで気品あるシュールさに満ちた、そしてあちこちに目くばせとアイロニーが…

葉っぱのきもち Alle meine Blätter

葉っぱのきもち – 1989/12ヨゼフ ・グッゲンモース Josef Guggenmos (著), イルムガルト・ ルフト Irmgard Lucht (イラスト) ひらのきょうこ(訳) 1971年ボローニャ国際児童図書展エルバ賞を受賞。 扉にこう書いてあります。 さかなになるような葉をあつめ…